リリカとお酒(アルコール)の相互作用とは

リリカの服用中にアルコール(お酒)を摂取するのはOK?

 

医薬品を飲んでいるとき、「お酒はできるだけやめてください」なんてことをよく言われます。そのため、「アルコールとの併用はどうなのかな」と悩んでしまうこともあるでしょう。

 

ここでは、リリカ服用中のアルコール摂取のリスクについて解説していきます。

 

添付文書でアルコール関連の記述を確認

 

まずは、添付文書で「アルコール」についてどんなことが書かれているかをチェックしてみましょう。添付文書はその医薬品の説明書のようなものなので、まずは最初に確認したほうがいいです。

 

認知機能障害及び粗大運動機能障害に対して本剤が相加的に作用するおそれがある。
参考ページ:リリカ添付文書

 

ちょっと難しいことが書いてありますが、これはつまり、アルコールを飲むと、一部の副作用が増加されてしまうと言う意味になります。

 

ここで言う認知機能や粗大運動機能障害というのは、副作用の中の

 

眠気、めまい、ぼーっとする、イライラ、記憶障害、物忘れ

→ 副作用って?眠気やめまい、むくみなど

 

のような精神的な症状の部分と考えてよいでしょう。よく見てみると、これらの症状はアルコールを飲んで酔っ払ったときに出る症状でもあります。つまり、本剤の副作用と症状が重複しているので、症状の重さが増加されてしまうということなのです。

 

もし副作用があまり出ていなかったとしても、アルコールを飲むことで今までなかった症状が出てしまう可能性もあるのです。

 

そのため、添付文書では「併用注意」という扱いになっており、できればお酒とは併用しないほうがいいことがわかります。

 

アルコールがリリカの効果を薄めてしまう

 

もう一つ注意しておきたいことが、「なぜこの薬を飲んでいるのか」ということです。本剤服用しているということは、ヘルニアや坐骨神経痛、帯状疱疹後神経痛などの神経痛症状を抱えているということになります。

 

例えばヘルニアの場合、アルコールは症状悪化のリスクになります。大量にお酒を飲んで、ヘルニアが急激に悪化したというケースもあります。また坐骨神経痛の場合、筋肉の緊張なども症状に関わってきますが、アルコールを服用することで筋肉が弛緩し、症状が悪くなったということがあります。「お酒を飲むたびに神経痛が悪くなる」という経験を持っている人も多いでしょう。

 

このように、そもそも神経痛を患っている場合はアルコールはおすすめできないわけです。薬を服用しているかどうかにかかわらず、神経痛とアルコールは相性が悪いことが多いです。

 

アルコールをどうしても飲まないといけないときは?

 

ここまで解説してきたとおり、アルコールと併用している間は、

 

  1. 副作用悪化の可能性
  2. 治療中の症状悪化のリスク

 

があるため、アルコールの服用は避けるのが無難です。とはいえ、冠婚葬祭や接待の場などで、どうしても飲酒せざるを得ないケースもあるはずです。また、自宅での晩酌が生きがいで、やめたらストレスになってしまうという人もいるはずです。

 

そんな場合は、できるだけアルコール度数が低いお酒を、1杯飲む程度にとどめてお酒を解禁するのも手です。あまりきつく禁酒をすると、ストレスになったり立場が悪くなったりというのもありえるので、「ほんの少しならOK」とルールを決めるわけです。添付文書上でもあくまでも「併用注意」であって「禁忌」ではないので、週に1~2回程度、少しの飲酒なら問題にならないことの方が多いでしょう。ただ、少しでもお酒を飲むと自制が効かなくなって飲みすぎるというタイプの人は、初めから禁酒したほうがいいです。

 

また、「飲むと症状が悪くなる」「飲んだ翌日は痛くなる」と言った場合はやはりお酒はやめるべきです。「痛いけど飲みたい」と考える場合は、どちらかというとアルコール依存症の方が心配です。そうなると、併用がどうのと言う話よりもよっぽど厄介で危険です。