リリカの併用注意医薬品やNSAIDs(ロキソニン、ボルタレンなど)の飲み合わせを確認

リリカの禁忌事項や併用注意について

 

ほとんどの医薬品には、やってはいけない「禁忌」や、服用に注意な「併用注意薬」があります。それはリリカでも同じで、禁忌事項や併用注意薬があるので紹介していきます。

 

目次

 

リリカの禁忌をチェック

 

リリカの添付文書には「禁忌」の記述があります。服用前にしっかり確認しましょう。

 

本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者

 

↑は、リリカを服用したときにアレルギーやアナフィラキシーなどの過敏症が出た人については、リリカの服用はNGということになります。つまり、初めてリリカを服用する場合は、無条件で服用NGとなるシチュエーションはありません。

 

(「初めてだから無条件でリリカを服用OK」という意味ではありません。下記で紹介している「注意事項」はしっかり確認しましょう)

 

リリカの注意事項や併用注意医薬品は?

 

次に、リリカ服用の際に「注意」とされている点を確認していきましょう。まず服用が注意が必要なシチュエーションについては以下の通りです。

 

腎機能障害の患者 リリカの排泄が遅れて副作用が出やすくなったり、腎機能の低下が見られることがある。
うっ血性心不全の患者 うっ血性心不全が悪化する可能性がある。
高齢者 副作用が現れやすくなる。特に認知機能の低下やふらつき、転倒などに注意。
血管浮腫のある患者 リリカの副作用「むくみ」のせいで浮腫が悪化する可能性がある。

→副作用って?眠気やめまい、むくみなど

 

↑の条件に当たる人は、リリカの服用には慎重な判断が必要です。基本的には医師の診察を受けるべきでしょう。

 

次に、リリカの併用注意に指定されている医薬品について見ていきましょう。

 

薬剤名など 何の症状に利用されるか 併用のリスク

中枢神経抑制剤(オピオイド系鎮痛剤)
・モルヒネ
・オキシコドン
など

鎮痛 呼吸不全や昏睡などが見られる。
ロラゼパム(ワイパックス)、オキシコドン、アルコール 抗不安 リリカの認知・精神系の副作用が増強される。

ACE阻害薬
・カブトリル
・レニベース
など

高血圧など むくみができやすくなる
チアゾリジン系薬剤など 糖尿病など むくみができやすくなる。体重増加や心不全などのリスクもアリ。

 

↑を見てわかるのは、まず高血圧・糖尿病の治療をしている場合、上記の医薬品を服用している可能性があるので、リリカを服用する場合には慎重投与が必要です。また、抗不安目的でワイパックスを服用している場合も同じく慎重投与です。高血圧・糖尿病・抗不安(うつ)等の治療をしている場合は、医師の診察は必須と言えるでしょう。

 

また、アルコールもワイパックスと同様のリスクがあるので、要注意です。 →アルコール(飲酒)の影響はある?

 

NSAIDs(ロキソニン、ボルタレンなど)とリリカの併用はOK?

 

まず結論から言うと、リリカとNSAIDs(ロキソニンやボルタレン、イブプロフェンなど)の併用は問題ありません。添付文書の注意事項に記述がありませんし、同時に併用されるケースもよくあります。

 

では、どんな状況で併用されるのかというと、神経性の痛みと侵害受容性の痛み(ケガや炎症の痛み)の両方が出ているケースです。例えばケガをして炎症を起こし、なおかつ神経を刺激してしまっているケースでは、ロキソニンなどのNSAIDsとリリカを同時に服用するのは効果があります。
参考:リリカの作用機序について

 

ただ、注意点もあります。

 

効果がないのに併用しないこと

 

リリカとNSAIDs(ロキソニン・ボルタレンなど)ですが、鎮痛と言う意味では同じですが、効果に関しては全く別物です。

 

リリカ → 神経性の痛み
NSAIDs → ケガ、炎症の痛み

 

↑のような違いがあるので、例えばただケガをしただけなのに、「痛みを抑えたいから」と言う理由でリリカを併用するのは意味がありません。

 

副作用が増加する可能性アリ

 

リリカとロキソニン・ボルタレンには、それぞれ別の副作用があります。併用注意ではないので、相互作用で副作用が増えることはありませんが、両方の副作用が出てくるのでリスクと言う意味では高まります。

 

中でも消化器系の副作用は要チェックで、リリカとNSAIDsは両方とも胃痛や胃潰瘍などの消化器系副作用があります。悪い方に転ぶと重い胃腸障害が出る場合もあるので、あらかじめそういった可能性もあることは押さえておきましょう。

 

以上のように、リリカのNSAIDsの併用は確実に安心・安全というわけではありません。併用注意ではないのですが、リスクもある点は一応覚えておきましょう。

 

コレはリリカと併用してもOK?

 

リリカの禁忌事項・併用注意を解説しましたが、「この医薬品はどうなの?」という疑問がある人もいるでしょう。ここでは、利用者の多い医薬品とリリカの併用について、OKなのかどうかを解説します。

 

デパス

 

抗不安・睡眠目的でデパスやソラナックス、そしてアモバンやマイスリーといった抗不安薬・睡眠薬を服用している人は多いはずです。基本的には長期服用するものなので、リリカとの相性が気になるところです。

 

抗不安薬というくくりではワイパックスは併用注意ですが、それ以外の抗不安・睡眠薬については併用に問題はありません。「リリカと一緒に飲んでいいのかな」と悩んで不安を抱える方が精神的にはマイナスなので、あまり気にしすぎない方がいいでしょう。

 

ただ、デパスなどの抗不安薬・睡眠薬には依存性・耐性形成の特徴があり、過剰摂取(od)になりやすいというデメリットがあります。リリカもその点は同じなので、併用すると大量服用のリスクが増加することにはなります。あからじめ、odの危険性があることについては覚えておくべきでしょう。

 

ワーファリン

 

ワルファリン(薬品名:ワーファリン)は血栓塞栓症などに使われる医薬品です。使用者自体は多くはありませんが、併用注意の医薬品がたくさんあるほか、「納豆」なども併用注意となっているなど、何かと扱いが難しい医薬品です。

 

そうなると、リリカとの併用はOKかどうか気になるところですが、リリカの添付文書上では併用注意とはなっておらず、特に問題はないようです。ただ、リリカを服用する場合、あわせて他の医薬品を服用しているケースが多いです。例えば鎮痛剤としてNSAIDsを服用しているケースはよく見られますが、NSAIDsの方は基本的にはワーファリンは併用注意です。なので、リリカだけに注目せず、今服用中の医薬品が複数あるなら他の要素についてもしっかり検証しましょう。